2013.12.11-12
緊張で歯を食いしばっている
すると歯がゆれて
奥歯がぼろぼろ抜けていく
2013.11.16-17
一軒家に母と二人で住んでいる
夜な夜な向かいの小屋でたむろするヤンキーが
爆音を流していて寝れない
その小屋はアート町づくりなんとかNPOみたいな
ありきたりだけど変な名前の団体のコミュニティスペースらしい
私は母と団体の代表と会い、話すことにした
毎晩ヤンキー溜まってうるせえんですが
何故夜中でも自由に人が立ち入れるようになっているのか
スペース管理はどうなっているのか
そもそもここなにするとこなんだよ
ここはアートを中心としたコミュニティ、まちづくりの形成をうんたらかんたら
ギャラリースペースも週に一度展示がかわりうんたらかんたら
アートの力で人と人との繋がりをうんたらかんたら
何言ってんのかわかんねえよ
あそこで夜中にたむろして爆音がうるさすぎる奴らはなんなの
みんなラリってるじゃん
それも、一種のアートですね
衝撃
それも一種のアートですねという無限に広がる言葉
こんなのアートじゃねーよ
ていうかアートってなんだそれ
真剣に作品作ってる人に謝れよ と思ったとき
後ろから母が
ああ、それはアートやね
2013.9.20-21
わたしは東京のデザイン事務所でアシスタントをしてる
ふるい大きな家を買って、誰かと一緒に住んでいる
真剣に見つめる
2013.8.10-11
Olympicの開会式をディレクションしている
わたしは出演者かつ監督
予定通りにスケージュールが流れていく
わたしのやりたかったものはこれだ
すみからすみまで自分が目を通した大きな企画が進行するのは
おおきな所有感があり高揚する
ソーラン節を披露する箇所で
踊りながらふ と
急にこの開会式が学芸会のようなレベルのものなんじゃないか
どこもかしこもクオリティを高めきっていない
子供のような発想で停止しているんじゃないか
この開会式はわたしが壊したんじゃないか
絶望感に襲われ 動けない
2013.8.20-21
シワクチャで汚い大阪の細いババアが
ガバガバのワンピーススタイルの水着を着ていて
見るに耐えない水着姿の主婦達が
彼女を取り巻き
ビキニ姿で20代の自分が正義のような気持ち
主婦達はバーゲンセールのように
ババアの着ている水着を引っ張り合いだす
赤いビキニが欲しい
2013.8.14-15
蒸し暑くてむっとする汗臭い部屋で
真っ青なマスカラを塗ろうとしてる
べったりした肌がじんじん汗をかいていて
キモチイイ